ロボカップジャパンオープン2013に来てます。(開催2013年5月4~6日於玉川大学(東京都町田市))
楽しみ気分半分、サッカー小型リーグヒューマノイド(SSL-H)に弊社製のRIC30や販売したサーボを使用したチームがほとんどなので、メーカーサポートも兼ねて見に来ていたのですが、サッカーヒューマノイドリーグの運営が忙しそうなので、お手伝いすることになりました。
試合の審判は、各参加者が持ちまわりでやるのですが、ヒューマノイドリーグのADULTサイズが2チームしか出場していないため、ルールを把握している第3者が審判を行う必要があります。
3~4年くらい前にヒューマノイドリーグに参加していた経験者なので、ルールを把握している私が審判を行うことになりました。
審判は久しぶりなので、英語で書かれたルールを見返さなくてはならないのと、毎年追加・変更される新ルールも把握しなくてはならず、飛び入りだったのでちょっと大変でした。
主審と副審と経験したのですが、副審には主審にはない仕事があります。それは、無線LAN経由で各ロボットに試合状況を伝える指令を出す端末を操作することです。
各サッカーのリーグでは、自律で動かなくてはならないため、ロボット自身が考えてサッカーを行う必要があるのですが、どちらが先攻なのか、試合開始やフリーキック等の細かい試合状況は、ロボット自身で把握できないため、各ロボットは運営側のパソコンと無線LANで接続して、試合状況を確認します。
副審は、その運営側パソコンにあるレフェリーボックスというプログラムを操作して、試合状況をロボットに伝えます。このレフェリーボックスの操作を間違えると、試合が中断してしまう、最悪ロボットはオウンゴールまで招いてしまうため、副審側は手に汗握る緊張感です。
ロボカップの説明をロボカップ日本委員会ホームページから引用!
ロボカップとは
RoboCupは、ロボット工学と人工知能の融合、発展のために自律移動ロボットによるサッカーを題材として日本の研究者らによって提唱されました。
西暦2050年「サッカーの世界チャンピオンチームに勝てる、自律型ロボットのチームを作る」という夢に向かって人工知能やロボット工学などの研究を推進し、様々な分野の基礎技術として波及させることを目的としたランドマーク・プロジェクトです。
現在では、サッカーだけでなく、大規模災害へのロボットの応用としてレスキュー、次世代の技術の担い手を育てるジュニアなどが組織されています。
ロボカップサッカー
ロボカップサッカーは、人間のサッカーの試合と同じく、自分で考えて動く自律移動型ロボットを使った競技会形式で行われます。
競技会は、研究室を飛び出した研究者と、一般の方々がともに最先端の科学・技術に楽しみながら接することができる教育・エンターテイメントの場でもあります。 RoboCupで一番初めに組織され、現在、自律移動ロボットの4リーグとシミュレーションの1リーグを合わせて、5リーグがあります。
日本における各リーグをリストにすると以下の様になります。
ロボカップサッカー
ヒューマノイドリーグ
KIDサイズ
シミュレーションリーグ
ロボカップレスキュー
レスキューシュミレーション
ロボカップレスキュー
ロボカップサッカーで培われた技術を災害救助に利用しようというプロジェクト。
地震などの大規模災害時を想定して救助戦略を発展させようというシミュレーションと、災害現場で救助に役立つ自律型ロボットの開発を推進する活動です。
ロボカップ@ホーム
@ホームリーグとは、サッカーで培われた技術を今度は日常生活で活用しようという試みです。
キッチンやリビングルームでの利用を想定して、ロボットがいかに人間と共に作業を遂行できるか、その技術を競技形式で評価します。
@ホーム実機リーグ
@ホームシミュレーション(ジャパンローカル、図はSIGVerse公式ページより、写真撮れませんでしたー)
ロボカップジュニア
ロボットの設計製作を通じて次世代のRoboCupの担い手を育てる、それがロボカップジュニアの目的です。子ども達の好奇心や探求心を引き出し挑戦(チャレンジ)できる種類の競技テーマ(チャレンジ)を提供することで、次世代のリーダーとなるための基礎基本を身につけられる協同学習の場を提供します。
ダンスチャレンジ
(あいにく行った時間に試合がなくて、写真が撮れませんでした。)
このような盛りだくさんのロボット競技会になっています。
今では世界37カ国、4000人以上が参加する大きな世界大会は次回オランダで開催されます。
アールティが応援している小型リーグにも4チーム世界大会に行くチームがあるので、世界チャンピオン目指して日本からのチームにもぜひがんばって欲しいです。
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