先日発売されました「ウェーブ サイバネティックヒューマンHRP-4C未夢 1:12プラモデルキット 」、もう入手されましたか?
今回はメーカーの「株式会社ウェーブ」様よりサンプルをご提供いただきました(ウェーブ様太っ腹!)ので、プラモデルにあまり縁のなかった方でも比較的綺麗に組み立てられるような方法を書いていきますので、ぜひお試しください。
用意したもの
プラモデル本体
工具:今回は手元にあったもので作製していきます。
・電工用小型ニッパー ボロボロのでも構わないです。プラ用の薄刃のがあればベスト。
・デザインナイフ 普通のカッターナイフでも大丈夫です、コツは切れないな?と思ったら刃を替える。
・サンドペーパー 今回結局ほとんど使わなかったです… ただ、あると捗ります。
まずはパーツが全部揃ってるかを確認します。
全部揃ってたらさっそく組立開始です。好きな部位から組んでいけばいいですが、今回は冷静に説明書どおりに進行させていきます。
このキットはパーツとランナー(周囲を囲っている骨のようなもの)がアンダーゲート方式と呼ばれる方法で繋がっています。
切断面を目立たなくする方法で塗装済みパーツやメッキパーツで切断面を目立たせたくないようにする時によく使われる方法です…
これってメッキバージョンの追加とか期待してもいいんですかね? WAVE様
で、組み立て方ですけど
まずパーツを切り出します。この時パーツギリギリではなくちょっと残すと綺麗にしやすいです。
刃の当て方も裏返して切るとパーツに傷がつきにくいです。
さらに攻めて切ります。
微妙に残ったバリをカッターで削っていきます。深く入れると変色してしまうので薄く削いでいくつもりで攻めます。
(赤い部分がバリです)
そしてアンダーゲート部分の処理へ。ここも加工方法は表面バリ取りと同じ要領で削いでいきます。
(ひとり撮影のためこのように持っていますが、この持ち方で作業するとほぼ確実に指に刺します… 刃物の前には指を置かない)
加工が終わると綺麗な面ができます、つるつる~♪
こんな感じにどんどん進めていきます、まさに作業。
腕部は金型の都合上どうしてもパーティングラインが出てしまうので、ちょっと目立たなくしてみます。
サンドペーパーの400番、600番、1000番でスリスリと削ってみます。
↓削る前のパーツ、段差はなくなりますけどラインは消えず… 気になったらやってみてください。
だいたい出来てきました。
人形は顔が命、このキットには顔が3種類入っています(微笑み、怒り、驚き)
今回の作例では「微笑み」で製作していきます。あとから交換もできますので、その日の気分で変える楽しみもアリです。
パーツの組立が終わるとシールでお化粧です。結構量があるのですがここを丁寧に進めるかどうかでかなり見栄えが変わるので集中。
貼り方はカッターの先でシールを台紙から剥がし、そ~っとキットに当てて位置決め。曲面が多いですが指で上からじんわりと押し当てていけばそこそこ馴染みます。
↑そこそこ馴染んでます。
実はシールで接合跡が殆ど見えなくなります 俺のヤスリかけ作業…
そして完成です。
正面、キリッ
側面、シャッキリ
背面、このラインがたまらないと社長がうるさい
実機同様の関節があるので思い通りにポージング可能
腰回りは3軸入っている贅沢仕様
(実機ではこんなポーズはきっとしてくれないと思う)
ロボットのポージングやモーションを考えるときにデスクに1体あるとなかなか捗りますよ。