アールティは、手乗りサイズのロボット「スタックチャン アールティVer.」を2024年6月上旬に発売します!ご予約はアールティロボットショップにて承ります。
概要
スタックチャンは、ししかわさんが開発&公開しているオープンソースのロボットです。
2021年夏にスタックチャンが公開されて以来、多くのファンがスタックチャンを自作したり、コミュニティで交流したりしながら、スタックチャンの世界を楽しんでいます。
ホビー向け・電子工作初心者向けとして人気を博してきたスタックチャンを、アールティが小型のロボットを学びたい方に向けて製品化しました。
スタックチャンは商用利用可能なライセンスで公開されており、今までに様々な企業や個人のものつくり愛好家がスタックチャンのキットを制作しています。
アールティでは企業や学校での利用を目指して、カスタマイズを加えてキットを開発しました。
完成品(組立済)と組立キットの2種類があります。
コンセプト・特徴
アールティでは、次のようなコンセプトを元に学習教材としてのロボットを開発しました。
– 研究者レベルでも使えるような基本を押さえた設計であること
– AI・ロボットを学ぶ人、作る人が増えてほしい
– AI・ロボットの先端を学ぶきっかけになってほしい
「スタックチャン アールティver.」は次のような特徴があり、コミュニケーションロボット開発の基礎を学ぶのに適したプラットフォームです。
– DIY版は組立から楽しめる
– M5Stack CoreS3を採用しているため、カメラとマイクが実装されており、応用範囲が広いアプリケーションが開発可能
– クラウドと繋がったプログラミングができる。ChatGPTのサンプルアプリがあるので、生成AIにつなげたコミュニケーションロボットも開発が可能
– ロボットサーボとして、ROBOTIS社製のDYNAMIXELサーボモータを採用。多関節ロボットの開発のベースとなる技術習得にも対応が可能
また、M5Stack CoreS3(micro-ROS対応)とDYNAMIXELサーボモータを搭載しているため、ROS 2ベースのシステム構築にも応用可能です。
個人だけでなく、学校や企業の研修などでもご活用いただけます。
「スタックチャン アールティver.」の量産版開発・製造は、「M5Stack」の製造元でもある深センのM5Stack社に委託をしています。
OSS版の設計をリスペクトしながら、アールティのコンセプトに沿った仕様変更や、量産に適した形状への改修などを、両社で議論を重ねて行いました。
本体仕様
サイズ | 65x54x70mm |
重量 | 約145g |
マイコンボード | M5Stack CoreS3 |
SoC | Espressif ESP32-S3 |
モータ | ROBOTIS DYNAMIXEL XL330-M288-T(2個) |
センサ | 320×240画素IPS液晶(タッチ機能搭載)、30万画素カメラ、照度+近接センサ、IMU(3軸ジャイロ計+3軸加速度計)、デュアルマイク |
その他 | 駆動用リチウムイオンポリマー電池 3.7V 450mAh 403040(4.0x30x40mm)付属、駆動電池の充電機能搭載、Groveポート(3個)、スピーカー搭載 |
発売時期・価格
発売時期:2024年6月上旬予定
スタックチャン アールティver.
型番:RT-Stackchan-V1
価格:58,000円(別途消費税)
スタックチャン アールティver. 組立キット
型番:RT-Stackchan-DIY-V1
価格:45,000円(別途消費税)
技術ブログも連載開始!
アールティヒューマノイドロボットブログにてエンジニアによる連載を開始しました!
「スタックチャン アールティver. 組立キット」を組み立てて動かすまでの連載です。ぜひご覧ください。
ご予約はアールティロボットショップにて!
アールティロボットショップで予約を受け付けます。
スタックチャン アールティver.
スタックチャン アールティver. 組立キット
お届けは製品の正式発売の6月上旬の予定です。皆さまからのご予約をお待ちしております!