好評発売中のマトリックスLEDキットの使い方です。このページではArduino Unoでの使い方を説明します。
準備
マトリックスLEDキットの内容
- 8x8マトリックスLED × 1個
- 100Ω抵抗(茶黒茶 金) × 10本 (この内8本を使います。2本は予備です)
- 0Ω抵抗(黒帯1本のみ) × 10本 (この内8本を使います。2本は予備です)
- ブレッドボード × 2個
- ジャンパワイヤ(オス−オス)赤 × 4本
- ジャンパワイヤ(オス−オス)緑 × 4本
- ジャンパワイヤ(オス−オス)青 × 4本
- ジャンパワイヤ(オス−オス)白 × 4本
- ジャンパワイヤ(オス−オス)黒 × 4本 (これは予備になります。今回は使いません)
キットの他に用意するもの
- Arduino Uno
- USBケーブル(A-B)
- Windows/mac OS/Linux のいずれかを搭載したパソコン
有ると便利なもの
- ワイヤーストリッピングゲージもしくはラジオペンチ(抵抗の足を曲げる時に使います。)
- ニッパー(抵抗の足を短くカットしたい場合に使います。カットしなくてもOKです。)
- ピンセット(足を短くした抵抗を抜く時に便利です)
組み立て方
- ブレッドボードを横に連結します。
- 8x8マトリックスLED をブレッドボードに挿します。LEDの1と書かれた(赤丸)側に 1番ピン(緑丸)が有るので、左側ブレッドボードのj-11に入る様に挿し込んで下さい。(青丸の並び)
- 抵抗(100Ω × 8本、0Ω × 8本)の足を幅400mil(ブレッドボードの穴5つにまたがる長さ)に曲げます。 ワイヤーストリッピングゲージの5の所を使うと綺麗に曲げられます。 (合わせて抵抗の足を曲げた所から7〜8mm程度にニッパで短くカットしておくと綺麗に仕上がります)
- 抵抗をブレッドボードに挿し込みます。(抵抗に向きはありません)
- 左ブレッドボード d-11からf-11へ 0Ω
- 左ブレッドボード d-12からf-12へ 0Ω
- 左ブレッドボード d-13からf-13へ 100Ω
- 左ブレッドボード d-14からf-14へ 100Ω
- 左ブレッドボード d-15からf-15へ 0Ω
- 左ブレッドボード d-16からf-16へ 100Ω
- 左ブレッドボード d-17からf-17へ 0Ω
- 左ブレッドボード d-18からf-18へ 0Ω
- 右ブレッドボード g-18からe-18へ 0Ω
- 右ブレッドボード g-17からe-17へ 100Ω
- 右ブレッドボード g-16からe-16へ 100Ω
- 右ブレッドボード g-15からe-15へ 0Ω
- 右ブレッドボード g-14からe-14へ 100Ω
- 右ブレッドボード g-13からe-13へ 0Ω
- 右ブレッドボード g-12からe-12へ 100Ω
- 右ブレッドボード g-11からe-11へ 100Ω
- ブレッドボードとArduino Unoをジャンパワイヤで繋ぎます。
- 左ブレッドボード a-11からArduino UnoのA3へ
- 左ブレッドボード a-12からArduino UnoのA2へ
- 左ブレッドボード a-13からArduino UnoのA1へ
- 左ブレッドボード a-14からArduino UnoのA0へ
- 左ブレッドボード a-15からArduino UnoのD13へ
- 左ブレッドボード a-16からArduino UnoのD12へ
- 左ブレッドボード a-17からArduino UnoのD11へ
- 左ブレッドボード a-18からArduino UnoのD10へ
- 右ブレッドボード a-18からArduino UnoのD9へ
- 右ブレッドボード a-17からArduino UnoのD8へ
- 右ブレッドボード a-16からArduino UnoのD7へ
- 右ブレッドボード a-15からArduino UnoのD6へ
- 右ブレッドボード a-14からArduino UnoのD5へ
- 右ブレッドボード a-13からArduino UnoのD4へ
- 右ブレッドボード a-12からArduino UnoのD3へ
- 右ブレッドボード a-11からArduino UnoのD2へ
- 左のブレッドボードが手前に向く様に90度向きを変えます。
ライブラリのインストール
今回はarms22さんのDotsライブラリを使わせて頂きました。(arms22さんには、ライブラリご紹介の許可を頂いておりますが、ご不明な点に付いては、弊社宛にお問い合わせ下さい)
- Arduino IDEが起動していた場合、一旦終了させます。
- arms22さんのブログからmaster.zipをダウンロード(Dots-master.zipというファイル名でダウンロードされます)
- zipを展開し、フォルダ名をDots-masterからDotsへ修正します。
- Arduinoのスケッチ保存フォルダ(ドキュメント→Arduino や 書類→Arduinoなど)の下にlibrariesというフォルダを作ります。(既存の場合は次に進んで下さい。)
- librariesに先ほどのDotsフォルダを移動します。
この後、Arduino IDEを起動すると登録したライブラリを使用出来ます。
サンプルスケッチの実行
- Arduino IDE を起動します。
- メニューの「ファイル」→「スケッチの例」→「Dots」→「heartbeat」で、Dotsライブラリ付属のサンプルスケッチを開きます。
- メニューの「ツール」→「マイコンボード」 もしくは「ボード」*でArduino Unoを選択します。
- メニューの 「ツール」→「シリアルポート」 もしくは「ポート」*で正しいポートを選択します。
- 「マイコンボードに書き込む」のボタンでArduino Unoにサンプルスケッチをコンパイル・転送します。
これで、マトリックスLEDにハートマークが現れてドキドキと鼓動するアニメーションが表示されます。 * Arduino IDEのバージョンによって表示されるメニューが違います
サンプルスケッチの簡単な解説
- 配列のconst byte one[]とconst byte two[]にアニメーションのパターンが定義されています。これを変更したり増やしたりすれば、カスタマイズが出来ますね。
- myDots.write(0, two, 8);で定義されたパターンをLEDに表示させています。
- この関数の第1引数はスキャン位置をずらす量なので、ずらす必要がなければ0です。
- この関数の第2引数で表示させたいパターンの定義を指定します。
- この関数の第3引数は定義パターンのバイト数なのでここでは8を指定しています。
さぁ、みなさんもマトリックスLEDに色んな表示をさせてみましょう。