こんにちは, 技術開発部の高橋です.
本日は新商品のご紹介をさせていただきます.
本製品は3軸角速度, 3軸加速度, 3軸地磁気のデータを計測するためのモジュールになります.
9軸センサが出力するデータは移動ロボットや人体の動きの検知には欠かせないものです.
最近世間を賑わせているドローンの安定した飛行のためにも9軸センサは欠かせません.
しかし, 手軽に扱えるセンサがないという現状もあります.
そこで, 「9軸センサの出力を簡単に」というコンセプトのもと USBで接続するだけで,
簡単にセンサのデータが取得できるモジュールが本製品になります.
今回は商品の紹介ですが, 数回に分けてモジュールの使い方についてブログの連載を行う予定です.
<特徴>
・すぐに使えるようにマイコンにはセンサデータ取得用のファームウェアを書き込み済み
・WindowsでもLinuxでもMacでもUSBで接続するだけですぐにデータを取得可能
・9軸センサにはInvenSense社の高性能なチップ(MPU9150)を使用
・USB出力と同時にUARTでも信号を出力
・マイコンのファームウェアはユーザーでも書き換え可能なので, センサのレンジ等を調整可能
・サンプルプログラムで値の取得を確認可能
<仕様>
・センサ MPU9150
・サンプリングレート 100Hz
・ローパスフィルタ 100Hz以上カット
・角速度 レンジ ± 2000 [deg/sec] 分解能16bit
・加速度 レンジ ± 8 [g] 分解能16bit
・地磁気 レンジ ± 1200 [μT] 分解能13bit
・マイコン LPC1343 72MHz
・接続方式(USB,UART)57.6kpbs
・サイズ 30mmx30mmx4.2mm
・重量 4g
<サンプルプログラムについて>
サンプルプログラムはProcessingというプログラミング言語を用いてつくられています.
このサンプルではセンサから送られてくるデータと9軸センサから得られた各物理量を画面に表示しています.